- 「苦しかったときの話をしようか」ってどんな本?
- 読むのがおすすめな人は?
- 著者の森岡毅さんってどんな人?
こんにちは!年間50冊ほどビジネス本を読むサラリーマンのウラシマと申します!
そんな私がもっと早くから出逢いたかったなと思った本「苦しかったときの話をしようか」の
おすすめなポイント、魅力を紹介します!
最近本屋のビジネス本コーナーで見かけることが非常に多い「苦しかったときの話をしようか」
気になっている方も多いのではないでしょうか。
結論、将来に不安を抱える若者に絶対に読んで欲しい一冊です。
これを読むと仕事への向き合い方が変わります!読む前よりずっと仕事が好きになります。
「苦しかったときの話をしようか」ってどんな本?
概要
「何をしたいのかわからない」「今の会社にずっといていいのか」と悩むあなたに贈る必勝ノウハウ。
悩んだ分だけ、君はもっと高く飛べる!
USJ復活の立役者が教える「自分をマーケティングする方法」。
後半の怒涛の展開で激しい感動に巻き込む10年に1冊の傑作ビジネス書!amazonより出典
この本が他の本と違うところは
- マーケティングノウハウに基づいた自己分析ができる
- スーパービジネスマンの森岡さんの失敗談を通して仕事に向き合う姿勢を学べる
の2つの理由です。
この本は森岡さんが就活をする娘さんに宛てて書いた文章で、人生に悩む若者には必読本です。
父から語りかけるように書かれた文章で仕事のモチベーション爆あがりです。
「苦しかったときの話をしようか」の魅力をお話しします。
本書がおすすめな理由、私が読んだ理由
私がこの本を読んだきっかけは、「マーケティングに勉強をしたい!」と思ったからです。
USJ再建の話を聞いたことがあったため、前々から森岡さんの存在は知っており、
マーケティングの勉強ができる本を本屋に探しに行ったとき、「お!森岡毅の本だ!」と思い購入しました。
結果、マーケティングの勉強に特化した本ではありませんでしたが、自分を見つめ直す非常に良い機会になりました。
1冊さらっと読める非常に良書です。これからの仕事をずっと好きになれそうな気がします。
〜おすすめな理由①〜 他にはできない自己分析ができる
この本でできる自己分析はいわゆる自己分析とは全く違います。
自分という商品の市場としての強みは何なのか、ブランディングはどうするかといったこれまでになかった視点から自分を紐解くことができます。
実に日本屈指のマーケターである森岡さんらしい考え方ですね。
この著書で紹介されている自己分析の区分方法は、簡単です。
そこで私は、世の中の人の強み(特徴)を大きく3つにざっくりと区分して、大きな特徴の方向性を理解することから始めるようにアドバイスしている。
それはTの人(Thinking)、Cの人(Communication)、Lの人(Leadership)の3分類だ。
ダイヤモンド社「苦しかったときの話をしようか」第3章より出典
自分の強みを3つ(T、C、L)の3つに分類するのです。
MBTIのようにたくさんの種類分けがなされるのではなく、たったの3種類。端的でわかりやすいですね。
これは性格診断ではなく、職能、仕事にフォーカスした区分分けだからだと私は考えています。
Tの人は考えることに強みを持っている人(考えることが好きな人)、Cの人はコミュニケーションに強みを持つ人(人と話していることが好きな人)、Lの人は人を率いることに強みを持つ人(引っ張っていくことが好きな人)です。
それでは、自分がどの区分なのか、その方法は本書を読んでやってみて欲しいということで割愛しますが、
今までにない画期的な方法で自分の強みを発掘できます!
私がこの自己分析を行った結果、かなり偏った「T」の人という結果でした!
この結果からわかるのは、私は思考することが得意なタイプなのでそれを活かせるような仕事を行うのが良い!ということです。
好きなこと、楽しいことの中にこそ自分の強みはあるので、私の場合は戦略的に考えたり、思考を繰り返し行うような仕事が向いていそう!
みたいなことがわかってきます。
それぞれの特徴の人に合った仕事やどういう形で活かすと良いといったアドバイスも本文に詳しく書かれていますので、ぜひ購入して試してみてください。
他にも自分をブランドとして捉えて「My Brand」の設計図を作るという方法も紹介されていました。
こちらも詳しい方法については割愛しますが、
自分という商品を誰に向けて、どの強みをどういった方法で見せていくのか明確に認識できるため、
キャリアビジョンが明確になりました。
皆さんもぜひ試してみてください。
〜おすすめな理由②〜 森岡さんの失敗談を通して仕事に向き合う姿勢を学べる
本書のタイトルにもある通り、後半では森岡さんの苦しかったときの話が語られています。
衝撃だったのが冒頭。
最初に就職した会社P&Gに入ってから2年目の夏、私は物理的に電話が取れなくなった。情けないことに、文字通り電話が取れないのだ。電話が鳴るとドキドキして、頭が真っ白の思考停止状態になって、汗が出て、電話を取ろうとした手が止まる。頭では受話器を取ろうとしているのに、手が、なぜかそれ以上は動かない。心臓内科の御世話にこそならなかったが、今考えるとあの頃の私は半分病んでいたのかもしれない。
ダイヤモンド社「苦しかったときの話をしようか」第5章より出典
テレビ等で見かけても毅然とした態度で自分の意見を述べている森岡さんが、人並みに、人以上に苦しんでいた時期があったことを初めて知りました。
誰もが仕事を初めて2年目、3年目に感じる周囲の要求に追いつけなくなってくる心理を森岡さんも例外ではなく経験していた事実を知り、
こんな悩んでるのは自分だけじゃないんだと私自身救われました。
きっと追い込まれるような気持ちで毎日仕事をしている人は日本中たくさんいると思います。
会社の厳しい上司に日に日に求められることが増えてきて疲れてきてしまったり、
どうしても上手くできない業務があったり、馬が合わない同僚がいたり、
悩みは人それぞれだと思います。
本書では、森岡さんが精神的に自分が追い込まれた時にどのように悩みに対面し、解決したのか、
たっぷりと語られているので、ぜひ本文をチェックしてみてください。
まとめ
この本は森岡さんが娘に宛てた文章なだけあって、優しく語りかけるように道をさし示してくれている文章が非常に読みやすかったです。
就活で自分はどこに向かえば良いのか悩んでいるあなたにも、就職したけどなんか自分にあっていない気がするあなたにも刺さる本であることは間違いないです。
メンタルに関する自己啓発本が多い中、「職能」にフォーカスした画期的な自己啓発本だと思います。
森岡さんらしくロジカルな方法であなたという人間の輪郭を浮き上がらせてくれると思います。
今期、イチオシのビジネス本です!ぜひご拝読ください!!
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