- 簿記3級とは?
- 簿記3級を取得するのにおすすめな職種は?
- おすすめの教材は?受験方法は?
こんにちは!資格勉強大好きサラリーマンのウラシマです!
私が取ってよかったと思っている資格1位の
日商簿記3級について徹底解説します。
誰もが一度は聞いたことのある資格の一つである「簿記」。
日商簿記3級はお金の基本の「き」が身につく資格です。
私は2024年春に3級を取得しました!全然難しくはないので、資格勉強の入門におすすめです。
そもそも「簿記」って何?
そもそも簿記とはなんなのか?
簿記とは「経営状態を数値化する」ためのものです。
もっと簡単な言葉で言うと、「会社版家計簿を作りましょう!」という話です。
それを聞くと「会社の経営者じゃないといらないんじゃない?」「経理部が取る資格でしょ?」と言う印象があるかもしれません。
私もそう思っていました。私は経理部でも経営に関わる部署でもない一般サラリーマンですが、簿記を学んで明らかにものの見方が変わりました。
「日商」簿記とその他の簿記の違い
簿記の主な資格は「日商簿記」「全商簿記」「全経簿記」の3つがあります!
結論、社会人の方は日商簿記を受けるようにしてください。
全商簿記は商業高校の学生向けに、全経簿記は経理・会計の専門学校の学生向けに作られている資格です。
日商簿記はこの3つの中では難易度が最も高いですが、社会で実践的に役に立つ知識ですので、
間違えずに日商簿記を選びましょう!
簿記を取るべき職種 〜簿記は経理部のための職種?〜
簿記は決して経理部や経営者にだけ必要な知識ではありません。
私もマーケティング職の私がこんな勉強必要かな?と初めは思っていました。
でも受けてみて、簿記は誰にでも役に立つ資格だと考えています!
『誰にでも』な理由は
- 家庭でも
- 仕事でも
誰にとっても役に立つからです。
家庭で簿記が役に立つ!? 〜家計管理の基礎づくりができる〜
なぜ簿記取得が家庭でも役立つのか?
それは「お金の管理は会社も家計も一緒だから」です。
少し抽象度が高いので、実体験も含めて詳しく解説していきます。
簿記を本当にざっくり言うと、お金の動きを「資産」「費用」「負債」「収益」「資本」の5つに分類することです。
資産 | 費用 | 負債 | 収益 | 資本 |
会社が保有する財産 | 支払った費用 | 会社の債務 | 事業で獲得した収入 | 資産ー負債 |
ex)預金、建物、備品 | ex)仕入、光熱費 | ex)借入金、買掛金 | ex)売上 | ex)資本金 |
これらを仕分け(分類)することによって、会社の財政状況を書面に数値化します。
ちょっと難しいことを言いましたが、この辺が簿記の基本であり全てに通ずる考え方です!
この基本を抑えると家計管理にも応用できるのです。
具体的には、
「現金を使って(資産のマイナス)、車を買いたい(資産のプラス)けど、その価値は本当に見合うだろうか…」
「保険料(費用)は預金(資産)を崩すほどだろうか…」
「旅行に使うお金は自分にとってかけがえのない資産だから惜しみなく使おう!」
みたいな感じです。
少し考え方がややこしい人のように思うかもしれませんが、でも自分の大切な資産(お金や時間)を守るために若いうちに身につけるべき知識だと私は考えます!
簿記が一般職でも役に立つ!? 〜会社の仕組みがわかるから〜
簿記が経理部や経営者でない、どんな役職、職種の方でも役に立ちます。
理由は、「会社はお金(利潤)を生むためにある組織だから」にあります。
会社である以上、お金を稼がないと成り立ちません。
つまり、お金の知識に強い人は社内で不可欠な存在になり得るということです。
私がそもそもこの資格を取得した理由は
「仕事上で自分が所属する会社のお金の動きを確認したかったこと」でした。
具体的には私が所属している会社では、日常的に「○万円以上は資産と考えるから、△部所属でお金だね。それ以下だと費用として計上するから◻︎部所属のお金だね」という議論がなされていました。
そこで、そもそものお金の知識を身につけたいと考えて簿記の受験に至りました。
結果として、社内の議論でイニシアチブを取れるようになり、取引先との議論も円滑になりました。
私は一般企業の技術職で直接お金の管理を行うことはありませんが、商業という広い括りで業務を行うサラリーマンとして、どんな方でも役立つ知識だと考えています。
おすすめ教材『すっきりわかる日商簿記3級(TAC出版)」、「合格するための本試験問題集 日商簿記3級(TAC出版)』
おすすめの教材は「すっきりわかる日商簿記3級(TAC出版)」、「合格するための本試験問題集 日商簿記3級(TAC出版)」です。
私はこの教材を2ヶ月勉強して90点で合格しました。
この教材で1〜2ヶ月ほど勉強すればまず合格できること間違いなしです!!
そもそも日商簿記3級の難易度は決して高くありません。合格率は、40〜50%です(生涯学習のユーキャンHP参照)。
この数字は実際どのくらい難しいのか想像できない方も多いかもしれない方、
安心してください
日商簿記3級は普通に勉強をすれば誰でも取れるというレベルです。
個人的には、自動車免許の筆記試験と難易度の大差はないと考えています。
日商簿記は1級、2級、3級があり、3級が一番難易度が低い資格です。
簡単にいうと簿記の入門資格なのです。
3級取得で大切なのは「簿記の考え方を理解すること」だと思います。
実際に採点基準も1級2級と比べると甘めで、数字が全て合ってなくても部分点がもらえます。
私は勉強を2ヶ月行いましたが、妻は1ヶ月で100点合格しておりました。
平均的にも1〜3ヶ月あれば十分合格できると考えています。
受験も最寄りのテストセンターでネット試験ができ、受験費用も3,300円と安いので資格取得の入門として非常に良い資格だと考えています。
日商簿記3級の受験方法 〜ネット受験も可能〜
日商簿記3級の受験方法はすごく簡単です。以下の3ステップです。
- 申し込み(ネットで簡単)
- 受験(テストセンターでも可能)
- 合否発表(即日)
申し込み
インターネットで簡単に申し込むことができます。
まずは公式サイトからアクセスをしてスムーズに申し込みを行えました。
受験料は私が受けた時は3,300円+事務手数料(500円)で、現在(2024年8月現在)も変わらないようでした。
資格取得費用として非常に安く、知名度もある資格なので、コスパが良い資格の代表格です。
受験
会場は自分の指定したネット試験会場(テストセンター)で受けることができます。
私が受験した会場では、着いたらすぐ身分証明書の提示があり、到着してから2〜3分でPCの前に案内され、受験することができました。
試験時間は60分です。
ネット会場はたくさんある上に、毎週のように試験を行える資格です。
混雑は全くしないので、混雑によって体力、気力を奪われる心配もありません。
合否発表
合否発表は即日発表です。
即日といういうより、即時発表です笑。
試験が終わった次の画面で点数が表示されました。
まとめ
日商簿記3級は本当にとって良かった資格の代表です。
お金の考え方を学ぶのに非常に役立ちました。
20代はお金も時間も足りない時期です。そんな時期の資格取得の入門にぴったりの資格です。
「簿記取得を考えているけど、経理部じゃないし関係ないか〜」と考えている一般職の方や
「就活のために何か資格が取りたい!」と考えている学生さんにとってもおすすめな資格です。
今日も一歩一歩カッコイイ大人を一緒に目指しましょう!
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